063:ゆらり

ゆらり、目をとじたらなにが見える?頬に手をあててもひとりとひとり(松原なぎ)


 さて今回気になったお歌たちです。(TB数133まで)

 取り上げさせていただきましたらゆらり伝書鳩か気合いでお届けいたします。

 敬称略しますことどうぞ、あしからず。

ゆらりゆれている人に教えてあげる誰もいない公園のブランコ(富田林薫

 こういうのがやさしさなんだなぁ。

■「朝霧は行方不明さ」一昨年の鬼灯市でゆらりと姉は(久哲

 秋の、提灯はどこかに運んでくれそうです。
 ほおずきは、赤ちゃんのいるお家にはおいたらだめなんです。

■つぶやけばゆらりと金魚ふりかへる、ねえさんの恋人は不実だ (萱野芙蓉

 このドキッと感がたまらんー。
 下の句の圧倒的なゆらり