2009-05-02 028:透明 題詠blog2009 透明なものから端午ほどけゆく 子らの見あげる風沿う燕(松原なぎ) 今回気になったお歌たちです。(TB数118まで) 取り上げさせていただきましたら透明な伝書鳩か紺色の気合いでお伝えいたします。 敬称略しますことどうぞ、あしからず。 ■掛け流し無色透明無味無臭さっぱりしすぎ温めのあなた (八朔) 八朔さんの作品はいつもリズムがよくって、特にこのお歌は丸めこまれるようなしたたるリズム。 ■透明になるまで混ぜて六月の実験室でわたしを殺す (ひぐらしひなつ) ぞくぞく。 ■「透明なキグルミをまず着せられて脱いだかどうか覚えてないの」 (間遠 浪) きょとん、とした感じがすごく好き。