032:世界+お気に入り
ちょうど林檎をスライスするように世界をざっくばらんにあつかう(松原なぎ)
今回気になったお歌たちです。(TB数139まで)
取り上げさせていただきましたら伝書鳩か気合いでお伝えいたします。
題詠マラソンのランナーのみなさまの更新され続ける世界がいつも楽しみです。
敬称略しますことどうぞ、あしからず。
■すこしだけ世界を知った少年の瞳いよいよまぶしくなりぬ(松木秀)
涙なのか、希望なのか、光り輝く「未知の世界」に乾杯。
■世界には平和を口にしながらも戦争したい人がいるのよ(水口涼子)
たんたんとしているところがよかった。
■くちびるが世界、とひらき漏れ落ちる欠片のなかにわたしは棲んで(石畑由紀子)
結句のあとは「ます」「ません」もしかしたら「るかもしれません」
そのあやふやさと、結句までの提示のしかたは詩人さんならではの目線と技量なんだと思います。
ヘタに真似したら、やけどしそう(自戒)