044:わさび+お気に入り
唐辛子わさびにからしトウバンジャン君をいためる用意をしよう(松原なぎ)
今回気になったお歌たちです。(TB数132まで)
わさびは日本が誇る薬味だと思うのですが、わさびソフトはどうかと。責任者でてこーい!
閑話休題。
刺激が好きな国民性をわたしもしっかり受け継いで、刺激的☆な短歌を楽しんでおります。
取り上げさせていただきましたら伝書鳩か気合いでお伝えいたします。
敬称略しますことどうぞ、あしからず。
■わさび級辛口トーク撒き散らし白木屋は今、戦場と化す (星野ぐりこ)
誰だったか、昔の小説家がお医者さんに「刺激物はさけるように」と言われた返す刀で「わさびはようございますね、あれはパッと散ってすぐに消えますから!」
とお蕎麦につけるわさびだけはやめなかったという逸話が大好きなのですが、こちらのわさびも後に残りませんように。
■控へめなあなたが時にさびしくて握りにわさびをたつぷりつける(梅田啓子)
おとな!の控え目合戦のようで、微笑ましいような、せつないような。
■「え?こんな所にわさびを大量に入れやがって」と言わせますから(伊藤夏人)
こども!の裏返しの好意のようでかわいい。
■本当にわさびだろうか いつだって人を驚かせる君だから(さかいたつろう)
ついにきましたちゃぶ台ひっくり返し。
幸せそうではありますが、食べられるものでありますように…。
■ろしあんのるうれっとをまわすよこせっせとわさびつめるダチョウたち(にいざき なん)
なんか好き。