087:気分
木花が死にたえゆくを見ています空の底です良い気分です(松原なぎ)
さて今回の気分なお歌たちです。(TB数132まで)
取り上げさせていただきましたら伝書鳩か気合いでお伝えいたします。
敬称略しますことどうぞ、あしからず。
■気分的余裕はすっかりないのだが経済的な余裕はあります(伊藤夏人)
じゃあいいじゃないですか。
■今どんな気分なのなんて野暮なこと訊くくらいなら痛くなってよ(フウ)
さいごにずきゅん。
■あけがたのゆめは気分だけを残し 死より完璧だらう喪失(本田鈴雨)
すとすと読ませてずどんと落とす。
かはたれ、どこへ行ってしまうのか、かえるのか。
■秋だもの空のお櫃に虫すだくちとちと待って気分は最中(久哲)
リズムがいいなぁ、正直、はっきり意味が分かるかと言われたら目を伏せてしまいますが。