2009-04-11 022:職 題詠blog2009 網棚に忘れさられた情報誌から「就職」の文字がぞろぞろ(松原なぎ) 今回気になったお歌たちです。(TB数119まで) 取り上げさせていただきました職人さまにはTBかコメントか伝書鳩か気合いでお伝えいたします。 敬称略しますことどうぞ、あしからず。 ■無言にて弟子ぶん殴る職人のごつい手さえも夕闇のなか(松木秀) 「職人」ぽい。 ■転職をしたらいいよと煙草吸う背中にそっと手のひら当てる(ひいらぎ) やさしい。 時代性ってやつでしょうか、あんがい、男女間で繰り返されてきたことなのやもしれません。 ■春は鯛焼き職人の技冴えて薄皮に透かし見る粒餡(八朔) ふふふ、きれい。 はるですねぇ。 ■夏蜜柑 転がってゆくワックスがまだ乾かない職員通路(久哲) 夏蜜柑とワックスのつやつやがきれいな色合い。 職員通路にはなにか、かくされている気がします。 ドラマ性のあるものにひかれました。