031:てっぺん

いつもより多めにまわる傘たちの先がてっぺんむかって光る(松原なぎ)


 今回気になったお歌たちです。(TB数136まで)

 取り上げさせていただきましたら伝書鳩か気合いでお伝えいたします。

 敬称略しますことどうぞ、あしからず。

■てっぺんをぐりぐりするとなんだっけ、そうだっけってほどけて起きる(木村比呂

 百っぺんも目が覚めるたびに会いたい〜〜。

■マイナスの二次関数のてっぺんで僕らは踊るつかの間の夏至ふみまろ

 フェアリーランドのはざまはそんなところにあったんですか!

■てっぺんをしずかに崩す愉しみを息を殺して奪いあう午後(ひぐらしひなつ

 目をつむりたいような、きちんとむきあいたいような、ふくざつな気持ち。