024:天ぷら
お湯入れます 待つ間は四拍子天ぷら用の菜箸ふります(松原なぎ)
天ぷらをたべるとおなかが痛くなる松原です。こんにちは。
今回気になったお歌たちです。(TB数118まで)
取り上げさせていただきましたら伝書鳩か気合いでお伝えいたします。
敬称略しますことどうぞ、あしからず。
■天ぷらは驟雨のごとき音立ててごめんなさいの機会を挫く(秋月あまね)
さくさくさく、にわか雨のような、天ぷらの音。
雨も食べ物も、なんだか許されている感じがします。
■やさしいね海老天ぷらの半分のすり身のように口づけるひと(石畑由紀子)
ほの紅く、すりこまれた海老さんたちの身。
うーん、きれい。
初句「やさしいね」って、もうとろけます。