073:マスク

枯葉ふむ、がさつとすくう抱きしめる冬を越せないマスクを燃やす(松原なぎ)

 さて今回気になったお歌たちです。(TB数113まで)

 取り上げさせていただきましたら伝書マスクか気合いでお伝えいたします。

 敬称略しますことどうぞ、あしからず。

烏天狗のようなマスクをつけて行き交う人が見せない翼(八朔

 そかー、街にも天狗がいる時代なんですね。

■使い捨てマスクをかける人ばかり静かな白に閉ざされている(イマイ

 こないだ、お手製のマスクをしていらっしゃる方を見ました。
 かわいいハンカチがぬってあって、ガーゼをたぶんとりかえるやつ。
 けど白マスクの静謐さもすてがたくございます。

■ヒトガタの溢れる街に呼吸する私のためのマスクいちまい (nnote

 自己防御ー。

■ガスマスク代わりに君のパンティを使うだなんて……使うだなんて!(木下一

 んまぁ!ハレンチ!!